フィン・ユール

Finn Juhl フィン・ユール

 

職人技の限界にトライし、彫刻的な椅子をデザイン

 

コペンハーゲンで裕福な布地問屋の息子として生まれる。王立デンマーク芸術学院で建築を学び、1945年に独立して建築家になります。木工の技術や知識はなかったが、優れた木工家具工房だったニールス・ヴォッダーと組み、隅々まで独創的なフォルムと独特の構造を特徴とする木の椅子を1950年代にかけて発表します。そこには、ハンス・アルプらの抽象彫刻や、アフリカの民族彫刻の影響も指摘されています。モーエンセンやウェグナーとはライバルでした。

 

 

Chieftains Chair(左)

有機的なフォルムを極めた「チーフティン チェア」。フィン・ユールの椅子は、ニールス・ヴォッダーの職人技の結晶でもありました。

 

MODEL45(右)

木工家具の代表作の多くはワンコレクションが復刻。世界一美しいアームを持つと椅子と言われる「MODEL45」。座面が浮いて見える構造も特徴です。

 


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