ハンス J・ウェグナーのデザインについて

 ハンス J・ウェグナーは新しい依頼に対して、自分が先にイメージを持ってデザインをすることはほとんどなかったようです。むしろ、その依頼を受けた工場の性格や技術、依頼の内容といった条件を十分に理解し、それに適したデザインの中に自分の良さをどのようにして保っていくか、という方法をとっていたといいます。

たとえば、1950年につくられたウィッシュボーンチェア(Yチェア)は、カール・ハンセン社でつくられましたが、手作りの職人の心を持ちながら工業製品ができるデザインにしています。

 このYチェアは、製造され始めた頃から今日まで、日本に輸入し続けられています。そのロングセラーの背景には、カール・ハンセン社の製品としての品質のよさ、そして工業製品できるデザインで価格も決して高くないという理由があると思われます。ウェグナーの椅子は高級品で、手作りというイメージがありますが、むしろ手作りのフィーリングを残した工業製品と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 


概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ

 お問い合わせ

Copyright © 北欧デザイン コレクション All Rights Reserved.